1. TOP
  2. 地方選挙はまた違う

地方選挙はまた違う

2017/08/28 3分ニュース解説
この記事は約 5 分で読めます。
橋本


【ココが変だよ時事問題!知ったかぶり!】 3分政治解説のコーナーです。

8月の終わりという事でめだったニュースは無かったのですが、先ほど茨城県知事選挙の結果が入ってきました。

「自公推薦無所属新人の大井川和彦氏が初当選確実 無所属現職の7選阻む」

というニュースでした。

さて 知事というのは、実はかなり特殊なポジションです。どう特殊かというと、直接選挙で選ばれているんですね。まあ二元代表制といって、議会も知事(リーダー)も直接選挙で選ばれているという点で大きく国政とは違うのですが、

本日の話題はそこではなくて、「自公推薦無所属」の方です。

政党推薦ってなんだ?

橋本氏の軌跡

橋本

 

 

 

 

 

 

 

 

現職の橋本昌氏(71)と大井川氏ほか1名が競った選挙となった訳ですが、実はこの橋本氏、現職としてなんと6期(24年)も知事をしていたそうです。1993年からずっと知事だったそうです。まだバブルの頃ですね。当時中学生だった人なら、37歳までずっと同じ知事が居たともいえます。その間、任期4年が過ぎる度にちゃんと選挙をして当選している訳です。さて茨城県って自民王国じゃなかったっけと、ちょっと政治に詳しい人なら思うかもしれません。さてこの橋本氏 Wikiのデータになりますが、

自治省のお役人出身。→ というと基本的に保守派の人が多いです。

1993年:自民、新生、新党さきがけ、日本新党の推薦を得て当選 → 共産党を除く、殆ど全部の党からの推薦ですな。対抗は共産党推薦他数人

1997年:自民、新進、民主、社民、公明、さきがけの推薦 →対抗は共産党推薦のみ。 社民と民主も加わる

2001年:自民、民主、社民、公明、保守→ 対抗は共産党のみ 小さくなった党は消えました。

2005年:自民県連、公明、社民、 →対抗は共産党のみ なお自民、民主とも3選以上を避けるという方針のため、表立った推薦はなし。

2009年:政党推薦なし →対抗は自民党推薦の別候補、五輪メダリストの長塚氏、および共産党。 自民党県連が候補と立て、それに対して現職の橋本氏を基礎自治体の首長や議員が支持の構図

2013年:政党推薦なし→対抗は共産党のみ、自民、民主とも直前の参議院選挙対策に追われ、候補を立てられなかった。

2017年:政党推薦なり→落選。ようやっと自民党候補である、大井川氏が勝つ ほかに共産党も推薦。 得票率の差は7%でそれほど差は開かず。

茨城県知事選挙

 

 

 

 

というわけで、最初はしっかりいろんな党の推薦もらってたのが、そのうち地元の人の支援をうける様になって、そちらの勢力の代表者として、中央の政党を圧倒し続けてきたわけですね。まあここまで変遷するのはなかなか珍しいケースです。ただやり手の方なのかなとは思いますね。

 

推薦ってなんだ?

じゃあ「推薦」というと何かと思われるかもしれませんが、要は「選挙支援」を受けられるという事です。

ちなみに「公認」という「推薦」の一つ上の肩書もありますが、基本、地方自治体の場合は、ほとんど推薦のみです。 なお通常は「公認」になると他の党の支援はうけられなくなりますので、地方自治体の選挙の場合は、推薦の方が有利だからです。ただし国会議員の場合は別で政党公認だとテレビの政見放送ができたり、政党交付金の対象となったりするメリットがありますが、地方の首長の場合はそういった物はありませんしね。

実際、この前の横浜市長選挙では、現職の無所属の林氏は、自民党のみならず民進党の山尾代議士からの応援演説なども受けておりました。

 

推薦の効果

人、モノ、金

何かを動かすときにはよく人、物、金、と言いますが、 推薦があって知事選挙クラスとなると選挙支援の応援部隊が結構来ます。特に人気のある小泉新次郎代議士の様な方がくれば、1000人単位で人があつまり、選挙に非常に有利になります。また同じ党の地方議員や市長などの支援も得られます。茨城の橋本知事はこういう縁がつよかったのでしょう。一方で、与党の政府関係者からすれば、知事に恩をうっておいて、政策での協力(例えば米軍基地やごみ処分場問題など)を飲ませるよう、貸しにしておくことができます。応援するほうは貸しを作るというのもあります。 ただ、公認ではない場合は、あまり金はでない様です。というわけでやはり大きい政党の推薦はあるに越したことはありません。ただ市議とかのクラスになると人脈作りには役立ちますが、実際の効果は微妙ですけどね。私の知り合いの市議は、某大政党に属した際、選挙で3万円だけもらったと言って笑っていましたけどね。

〇〇党推薦とあれば、まあそこの政党の影響下にあると考えて間違いないかと思います。ただ地方の場合はやはり地元の勢力優先なので、そこを見極めないと、却って損をする場合もあります。特に知事はかなり自由に予算の差支配などができるので、誰に支持をうけているかを、本当はきちんと調べたほうが良いです。特に大きい公共工事がある場合や、最近では「特区」絡みの場合はかなり劇的にかわりますので。

 

選挙に行かないと・・・・

橋本氏の例

さて、どこの党の推薦とかって小さく書いてあるだけで、よく記憶していない事も多いかもしれません。ただ知事はかなり権力があります。だからどの勢力と組むかで生活が大きく変わる可能性があります。 たとえば茨城の橋本氏は負けてしまいましたが、選挙の直前で原発停止を言い出しました。 これはもし原発推進すべきと思っている方にとっては、大きな違いになるかと思います。左翼系が推薦で入って入れば、育児や介護に予算が多くいくかもしれません。そのあたりは、政策だけでなくちょっとチェックしておくことをお勧めしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

\ SNSでシェアしよう! /

大人の回遊領域~しったかぶり.comの注目記事を受け取ろう

橋本

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

大人の回遊領域~しったかぶり.comの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介

朝次

この人が書いた記事

  • 公認ってなんだタイトル

    公認ってなんだ?

  • 野党共闘

    共闘なしでいけるの?

  • 橋本

    地方選挙はまた違う

  • china-ship-exports-story-top

    買う方の国が強い!

関連記事

  • 乙武jpg

    乙武君はどうなる?政治家にとって不倫は致命傷?

  • m001-216

    これが一番重要かも!日本に女性リーダーが少ない本当の理由とは?

  • 文春0317記事l

    週刊文春 巻頭記事!「保育園落ちた政局」記事をダイジェスト!

  • china-ship-exports-story-top

    買う方の国が強い!

  • NO IMAGE

    鋼の錬金術師

  • 参議院改憲派

    参議院の選挙が終わって・・・