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自民党はオトナの組織!

2017/08/07 3分ニュース解説
この記事は約 7 分で読めます。
大人の組織


【ココが変だよ時事問題!知ったかぶり!】 3分政治解説のコーナーです。

支持率低下に悩む安倍政権は、ここで思い切って内閣改造をしてきました!

 

じゃあ内閣改造って何かという事だけど、簡単にいうと、「大臣(閣僚)の相当数を一度に替えること」です。今回はなかなかうまくやっていると思います。

さすが自民党! 「大人の組織!」ですね。前回、お話しした民進党とは大違い、ここは歴史の積み上げがあるからこそ、なせる技でしょう!

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内閣改造の理由と目的!

1、一般的な理由

まあ、これにはいろんな理由があるといわれてますが、

① 権力の強化(できる人を大臣にすえて、国会や行政がより円滑に進むようにする。)

② マンネリの打破(国民が期待を持つ)

③ 定期的な人事異動による、党内派閥の不満解消による政局安定

こういった内容がWikiでも挙げられています。(要約)(1)

 

まあ

ダメだった奴をできる奴に変えて、今度はもっとうまくいくよ! 

と国民にアピールすると言ってもよいかな。

政治家(大臣職)には人事異動とか昇進とか無いから、普通の事といえば普通ですね。ただうまくいっている時はあんまりやりません。4年8か月で3次内閣、すなわち3回目の更新。約2年に一度の大型人事異動ということでペースとしては悪くないです。

 

2、安倍首相が今回行う理由

① 支持率がやばい!

なんといってもこれ! 都議選でも大負け!仙台市長選挙でも負け!

かなり危機感を抱いていたと思いますね。 これが一番大きい理由でしょう。マンネリの打破といいますが、やはり人が入れ替わると新たに期待をもつ人が出てきます!と思いますよね。きっと何かいいことやってくれるんじゃないか!と思いますよね

 

② ダメな奴を入れ替える!

いわずもがなと言うやつですが、とにかく失言女王である稲田防衛大臣、答弁がおぼつかない金田法務大臣、文部省の問題で姿がみえなかった松野大臣(全員元ですが)などはさっさと辞めさせて、もうちょっと使える奴にしようと!

今度は支持率やばいんだから、ガチンコ勝負!仕事できる奴にしようっと

 

③ 先を見越した人事異動! 

今回は、禅譲を見越した人事異動という説もあれば、ライバル派閥を封じこめたという説もあります。

最大のライバルである、石破議員を干す一方で、岸田元外務大臣の希望を聞いて貸しをつくり、野田聖子議員を引き入れ、恩を売る。 なかなか妙手とも言えます。(2)

 

ここがポイント! さすがが大人の組織!

こういった人事は通常一石三鳥くらいを考えて行われます。

 

1、経験者、実力者を集めた!

たとえば法務大臣! 前は答弁もなかなかできない、金田元法務大臣でしたが、今度の上川陽子法務大臣は、過去にも法務大臣の経験があり、なかなかの方です。

また総務大臣は野田聖子氏ですが、有名なのは伊達ではない、有能で腹のすわった方ですね。

稲田氏でおとした女性議員の評判をあっさりと覆えせるお二人です。もし将来、どちらかの方が日本初の女性首相にでもなれば、それはそれで安部総理の功績になるかもせいません。

さらには防衛大臣の小野寺五典議員も防衛大臣の経験者。

外務大臣の河野太郎は英語に堪能で、海外人脈も豊富と聞きます。

文部科学大臣の林氏は、党首候補にもなったことがある政策通で有名な議員。

と、主要なポストには、経験者、政策通をほぼ集めてます。 もちろん留任した金融、経済担当、官房長官は継続ですが、全員実力者揃いです。

これで、支持率対策、人員入れ替えはOKです

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2、あとは党内対策

このあたりは産経が詳しく書いてますので引用します。

初入閣は6人。記事によると沖縄北方相の江崎鉄磨氏は二階派への派閥人事、さらに「国家公安委員長の小此木八郎、地方創生担当相の梶山弘志、農林水産相の斎藤健はいずれも元幹事長の石破茂に近い人物。来年の総裁選の対抗馬となりえる石破から引きはがそうという算段なのだ。1億総活躍担当相の松山政司と、環境相の中川雅治は参院枠。安倍は国会審議などで参院幹事長の吉田博美に恩義を感じており、ポストで謝意を示した。 宏池会(岸田派)は待機組の入閣はゼロだったが、会長の岸田文雄は政調会長となり、文科相の林芳正ら4人が起用されたので文句は言えまい。」(3)

まあ農水省を除けば。伝統的な省に大臣ではない処には派閥人事で、初入閣をあてがっている。要はあまり重要でないところでバランスをとっているという処かな。

 

3、政治的な意見はそろっていない。

さて、実力者を集めたと言いましたが、そのせいか必ずしも政治的な意見や方針は安部総理とあっていません。

たとえは河野太郎外務大臣は原発反対派でしたし、野田聖子総務大臣は、憲法改正慎重派と言われてます。また上川陽子法務大臣は、集団的自衛権の行使を禁じた内閣法制局の憲法解釈の見直しに反対の見直しに反対 と

安部内閣の今まで方針に反する意見の人もかなりいます。

そして重要な事は「閣議決定」ということで、大臣が全員一致で決めないといけない事も多々あるのです。

でも、閣僚に安部総理は任命しています。

 

これは良し悪しはありますが、

反対意見は反対として置いておいて、みんなでうまく国を運営していこう

という認識が選ばれた方にもあるのだと思います。

 

まとめ

大人の組織

 

 

 

 

 

というわけで、

支持率が下がっているとわかると、安部総理、すぐやれる事はちゃんとやっている

という感じですね。

 

「お友達人事」とかいわれていた側面も経験者重視で払拭。

自分から敢えて遠い人たちを集めての人選で、却って能力主義に徹し、さらに先を見越した派閥人事で党のコントロールを仕掛けています。

安部首相が考えているのか、菅官房長官や今井秘書官が考えているのかはわかりませんが、よくできた人事です。(個人的には、安部総理は頭のいい人の意見にうまく乗っているのだと思います。 むかし長州藩の殿様はなんでも「そうせい」というので「そうせい侯」といわれたとありますが、そんな感じのイメージかな)

また選ばれた方の議員もそのあたりはよくわかっている様です。

 

内紛を繰り返す民進党にくらべて遥かにオトナの組織です。そしていざとなれば、揉めずにまとまる。 これは組織文化としかいい様がないですね。

 

政治には政策とか理念とかは確かに重要です。ただ実際には党も行政府も人の結びつきで動く組織です! ダメな組織は、なにもできません。だから組織論や組織文化というのが極めて重要です。

みなさんも選挙で投票する分けですが、

「人柄」、「政策」だけでなく、その党が「頼りになる組織」なのかも、考えてみても良いのではと思いますね

 

 

 

引用:

(1)内閣改造 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%B9%E9%80%A0

(2)日経ビジネスオンライン 安藤毅 内閣改造、権力維持に向けた安倍首相の狙い http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/080400718/?P=1

(3)産経新聞 (沢田大典、石鍋圭) 入閣待機組の悲哀 首相、「仕事人内閣」の思惑 派閥推薦よりリスク回避も江崎氏起用で二階氏に配慮 P2 L24 ~P3 L8 http://www.sankei.com/politics/news/170806/plt1708060002-n2.html

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